PMC工法とは
きれいな水、さわやかな緑。こんな自然に包まれていると私達人間はこころ安らかになります。
川の水も、下水道が整備されたおかげで、私達が汚した生活排水が流れ込むこともなくなり、とてもきれいになりました。
しかし生活排水をきれいにして川に還すには、その処理過程の中でどうしても「下水汚泥」が発生します。
今後益々増え続ける「下水汚泥」の処分に早急な対策が求められています。
そんな下水汚泥を、豊かで便利な暮らしの中に再利用し、緑を育てるのが『PMC工法』なのです。
メリット1▼
環境にやさしい工法。
下水汚泥を主に、木質系資材などといった産廃物を利用。
いずれも安全な有機質で、肥料としての価値がありながらほとんど処分されていたもので、すべてを再利用で賄っているのです。
メリット2▼▼
廃棄物の処分量を軽減。
下水汚泥や木質系資材を多量に再利用するため、 悩める処分問題に貢献。
5cmの厚さで1万m2吹き付けた場合、 脱水汚泥、 500t 以上を使用しており、処分にかかる費用を軽減、 最終処分場の寿命も延ばします。
メリット3▼▼▼
緑化基盤材として最適。
有機質アルカリ性で安全無公害、 酸性基盤による育成障害を和らげる、土壌基盤との親和力が高い、 根張りがよい、 追肥不要で永続性の高い植物基盤が作れる、 といった緑化基盤材としての利点をすべて備えています。
明日に緑を… PMC緑化工法 |
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きれいな水 |
PMC工法の実績表
(平成10年4月現在)
年度別実施面積(単位m2)
県 名 | 会員数 | ~平3年 | 平4年 | 平5年 | 平6年 | 平7年 | 平8年 | 平9年 | 累 計 |
群馬県 | 26 | 74,340 | 148,193 | 169,905 | 182,845 | 187,892 | 194,071 | 197,798 | 1,155,044 |
石川県 | 10 | 24,082 | 27,227 | 69,090 | 44,446 | 28,370 | 27,345 | 78,668 | 299,228 |
宮城県 | 25 | 5,429 | 35,197 | 57,454 | 51,837 | 54,865 | 61,881 | 65,540 | 332,203 |
新潟県 | – | 5,550 | 3,459 | — | 2,185 | 700 | 2,035 | 972 | 14,901 |
埼玉県 | – | — | 2,000 | 7,600 | — | 9,568 | 1,724 | 5,159 | 26,051 |
岩手県 | 21 | — | — | 1,100 | 11,124 | 14,667 | 30,308 | 34,293 | 91,489 |
長野県 | 22 | — | — | 700 | — | — | 953 | 12,950 | 14,603 |
合 計 | 104 | 109,401 | 216,076 | 305,849 | 292,437 | 296,058 | 318,317 | 395,379 | 1,923,517 |
各年度の数値の積み上げは、四捨五入のため累計に一致しない可能性があります。
平成7年度の群馬県実績量(約19万m2)は、県発注の法面緑化全面積の80%に相当します。