ネオソイルの製造工程

1 下水汚泥(脱水汚泥)
水分75%~80%

2 前処理
下水汚泥と副資材の混合(水分調整・脱臭)

3 加熱発酵
ロータリーキルン発酵機(予備発酵)

4 発酵・熟成
パドル式発酵機(切返し、エアレーション)

5 調整
ロータリーキルン(水分、粒形の調整)

6 製品(袋入)
ネオソイル完成

 植物性廃材の活用例

植物性廃材の活用例下水汚泥のコンポスト化は、発酵施設で好気的な分解環境で行われるため、より短い期間で良質な製品に仕上げるには、施設内を保温する事が効果的である。
そのため、炭化施設からの排熱を回収し発酵施設に送熱している。  

コンポスト化が順調に進んでいるときは、分解の途中で相当な刺激臭を生じる。
従って、発酵施設では十分な臭気対策が必要であり、相当な脱臭施設が要求されることになる。

本技術では、まず原料下水汚泥の特有な臭気は、植物性廃材の粉粒炭や木質繊維炭化物の多孔質資材で吸収し、また発酵施設内に発散する臭気は、くん煙を利用することで、ほぼ満足できる程度まで処理している。

このことはアンモニアや硫化水をはじめとする悪臭成分が、くん煙原料の植物性廃材に含有される水分、樹液、樹脂、ヘミセルローズ、セルローズ、リグニンなどを分解する過程で発生する各種化合物により消滅、軽減される結果であると考えられる。 

下水汚泥発酵施設の炭化時排煙臭気防止

根株の粗破砕

炭化