ごあいさつ

「リサイクルの力で地球の緑を守る」
私たちは、資源と環境の循環に挑み続ける実践者です。
日本リサイクル緑化協会のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
当協会は、リサイクル資材を活用した緑化技術の普及と推進を通じて、持続可能な社会の実現と環境保全に貢献することを目的に活動しております。
なかでも、当協会が推進する「PMC工法」は、下水汚泥・木材・竹といった未利用資源を緑化基盤材として再生利用する技術です。
この工法は、資源循環の促進、CO₂排出の削減、自然再生にとどまらず、法面の安定化や土壌浸食の抑制といった防災機能も兼ね備え、全国で高い関心を集めています。
さらに近年、当協会が使用する緑化基盤材の改良型製品が、「菌体りん酸肥料」として民間では初の農林水産大臣の確認を受けるという成果を収め、農業分野においても高く評価され始めました。
今後も、防災・減災に資するグリーンインフラの整備をはじめ、SDGsの目標達成やカーボンニュートラルの推進、J-クレジット制度への対応など、時代の要請に応える技術と価値の創出に尽力してまいります。
「未来のために、地域のために、そして地球のために」
今後とも、皆さまのご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。
日本リサイクル緑化協会
会長 髙橋 範行
目的
公共下水汚泥等のリサイクル緑化資材の開発・研究、リサイクル緑化工法の基盤材に関する研究および リサイクル緑化工法の研究・普及をはかり、地域産業の振興と関連協会並びに関係業界の健全な発展に 寄与することを目的とします。
背景
近年、生活環境改善のための社会資本整備にはめざましいものがありますが、それとともに副産物である 産業廃棄物は年々その量を増やし続け、その大部分は埋め立てや焼却によって処分されています。
しかし、これらの処理方法は、貴重な資源の大量消費とともに環境問題を抱えています。
なかでも、下水道 の急速な整備拡充に伴って増え続ける下水汚泥や公共公益施設等の整備・維持管理において発生する伐 採木や根株、剪定枝葉、刈草等の植物性廃材等は、特に深刻な社会問題となっています。
我々の開発した緑化基盤材 『ネオソイル』およびこれを利用した法面緑化工法 『PMC工法』は、今後、 益々増え続けるこれら廃棄物を、処分の対象から緑地保全や緑化推進の資材・工法として有効利用へ転換 する新しい技術であり、より一層快適な生活環境の創出と国土の保全に寄与することを目的に、昭和62年 の構想に始まり、今日、公共の緑化事業等に実施され良好な成果をあげています。
事業内容
- リサイクル緑化資材の開発・研究
- リサイクル緑化工法の基盤材・工法の研究
- リサイクル緑化工法の施工技術指導
- 国・県・市町村・公団等に対し、工法の普及・啓発
- 基盤材製造に関する技術指導
- 県リサイクル緑化協会の指導
- PMC研修学校の運営
- その他目的達成のため必要な事業